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国際宇宙ステーションに向けて打ち上げが実施されるアメリカの民間企業スペースXが開発した宇宙船クルードラゴンに関して、運用初号機に登場する野口聡一氏ら4名の宇宙飛行士は明日16日9時27分、宇宙に向けて打ち上げられます。

今回の打ち上げは冒頭でも紹介したようにスペースXが開発しNASAの審査に合格していた宇宙船『クルードラゴン』により打ち上げ行われるもので、前回の試験では2020年5月31日に打ち上げが実施され2名の宇宙飛行士が飛び立ち2ヶ月あまり宇宙に滞在し帰還していました。

今回の打ち合げは今後長く続く国際宇宙ステーションへの運用レベルの打ち上げとなり、その最初のフライトとなる1号機目の打ち上げに日本からはJAXAの宇宙飛行士である野口聡一氏らが搭乗することとなりました。

当初この打ち上げは早ければ2020年9月下旬以降とされていたものの11月中旬まで繰り越されました。ただ、今回の打ち上げについては今年5月の打ち上げの評価によっては運用レベルの打ち合げまでに数ヶ月かかると当初から予想されており、想定された範囲内に収まっています。

今回の打ち上げについてはJAXAおよびNASAなどでライブ配信が予定されており、珍しく日本時間では午前中の打ち上げになるため非常に閲覧しやすい時間帯となっています。



アメリカではスペースシャトル引退以降、後継機としてNASAはオリオン宇宙船を開発していたものの結果的に大幅に開発が遅れ、その繋ぎとしてロシアのソユーズ宇宙船の座席を高額で購入する形で国際宇宙ステーションに宇宙飛行士を輸送していました。これは日本を含め他国の宇宙飛行士も例外ではありません。

その後、アメリカでは国際宇宙ステーションなど地球低軌道への人員打ち上げは民間企業にNASAは月や火星などより遠くの天体に人を送り込むという方針で計画が進められ、選定された宇宙船が今回のスペースXとボーイングです。

スペースシャトル引退以降、アメリカは宇宙飛行士を打ち上げる能力を2020年まで9年以上も失われていたという現状が続いていたのですがついに明日解決されます。アメリカは他国よりも飛び抜けた民間企業の宇宙技術と組み合わさり、再び宇宙強国としての道を歩むことになります。

続くスペースXのクルードラゴン2号機の打ち上げでは星出彰彦宇宙飛行士が搭乗することとなっており日本人宇宙飛行士及び日本の宇宙開発も注目していきたいところです。
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