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人工知能と同じく新しい技術としてAR、拡張現実という言葉を度々耳にするようになりました。ARとは要はメガネなどを通じて現実世界とメガネに映し出された映像を同時に見るというものなのですが、なんと米軍で訓練されている犬がこのARメガネを装着するようになったと報じられています。

中国メディア新浪网によると米陸軍研究所は最近、戦場にける軍用犬の配備方法を変える可能性のある画期的な新しいプロジェクトを明らかにしました。なんと、兵士と行動する軍用犬にARメガネを装着しすることで犬の視覚を拡張しようというものです。

真有钱:美军为军犬配备AR眼镜 可与狗远程沟通_高清图集_新浪网

記事によると今回試験された犬用ARメガネは元々は航空機専用に設計されたAR技術を使用しているといい、軍用犬と司令官の間の最新の通信を実現できているとのこと。また犬ごとに顔のサイズや形が異なるためそれぞれにカスタマイズされたARメガネフレームを製造しました。

▼犬用ARメガネ。形状としてはF-35のパイロットが装着するHMDに似ている
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具体的にARメガネは何に使用されるのか。米陸軍研究所によると軍用犬に拡張現実を用いて視覚的な情報を提供すると同時に司令官は軍用犬が見ているものを正確に確認し安全な場所からコマンドを実行できるようになるとのこと。

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米陸軍研究室の科学者であるスティーブン・リー博士は「この新しいテクノロジーは軍用犬とコミュニケーションするためのより良い方法を私たちに提供してくれます」と話しています。


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現在開発されているARメガネについてはまだ有線つまりコードで繋がれており試験的なものになっているのですが、将来的には無線化されるとしています。
メガネということでこれまでも軍用犬には目を保護するためゴーグルを着用する例があったのですが、更に大型化しているため犬の視界を妨げることでこれまでできていたことができなくなる可能性もあるため慎重な研究が進められることになると予想されます。