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海外メディアによると、先日夜間演習を行っていた戦闘機が何らかの理由で基地の兵士が乗るSUVをターゲットと見誤り20mm機関砲で攻撃してしまう事故があったと報じられています。

中国メディア新浪网によると、日付などは記載されおらず不明なことが多いのですが、最近アメリカ本土で行われていたと考えられるF-16という戦闘攻撃機による夜間演習で、空軍の管制官が運転するSUVを誤って攻撃目標としてしまい車に機銃掃射するという事故があったとのことです。

竟然还能开:美军士兵SUV遭F16机炮扫射满身是窟窿_高清图集_新浪网

当時F-16に装填されていたのは実弾だったらしく放たれた20mm機関砲の数発がSUVに命中。ボディーを切り裂き、20cm~30cm近い大穴を開けたものの運転していたドライバーは奇跡的に軽症だったとのこと。車自体もエンジンはかかるで自走可能な状態だったなどと報告しているとの。

▼20mm機関砲が命中したSUV(シボレー)
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▼M61A1 バルカン砲
M61 バルカン

F-16に搭載されている機関砲は西側の戦闘機では一般的なM61A1 バルカン砲です。この機関砲はF-15やF-22など多くの機体に搭載されています。現在の戦闘機にはこの機関砲が1機しか搭載されていないもののこの兵器は毎分4000発~6000発という発射レートがあり第二次世界大戦時に使用されていた同口径の機関砲よりも桁違いの量を発射することができる特徴があります。



また装填されている弾丸もだたの金属の塊ではなく着弾時に炸裂する榴弾タイプ、装甲車など一定の装甲がある対象に有効な徹甲焼夷弾があります。

このような高発射レートの特徴からミサイルなどの迎撃するシステムにも利用されています。
▼飛翔体を迎撃する20mm機関砲