風力発電 風車 埋め立て_1

再生可能エネルギーとして注目されている風力発電所。巨大な風車は遠くからも動く姿が見えなんともいえない景色を作り出すのですが、一方で解体された風力発電所に関してアメリカでは風車がリサイクルされず地中に埋め立てられていると報じられてます。

詳細は不明なのですが、撮影されたのはアメリカ、ワイオミング州ナトロナ郡にあるキャスパーという地域でここでは解体された風力発電所から改修された風車がカットされ埋め立て処分されています。なぜリサイクルされないのか。記事によると、リサイクルに関する許可が無いという記載がありあります。

Не такая уж "зеленая" энергетика - Мастерок.жж.рф — LiveJournal

具体的には風車にはグラスファイバーが使用されており強雨でも壊れないよう頑丈につくられているためこれをリサイクルしたり再利用する方法が今の所無いとのこと。将来的にリサイクル方法が発明されるまで地面に埋め立てられ保管されていると説明されています。これが保管と言えるのかは不明なのですが、キャスパーは風車の処分にあたって67万ドル程度を政府から受け取っているといい、現在900枚ほどの風車が埋め立てられていると説明しています。

風力発電 風車 埋め立て_3

風力発電 風車 埋め立て_2

今後、年間8,000枚ほど風車が解体される予定とのことで、その保管先(事実上の処分先)としてこのような特に利用価値のないエリアに割り振られるものと考えられます。

ただ調べてみたところ、風車がリサイクルすることが本当に不可能なのかという点についてはアメリカ企業Global Fiberglass Solutionsがグラスファイバー製の風車を粉砕し数ミリサイズのペレットにしたりファイバーボードという建材にリサイクルしているケースもあるとしています。同社は今後年間6,000枚近くの風車を解体することができるとしています。

風力発電 風車 リサイクル ファイバーボード

風力発電 風車 リサイクル ファイバーボード _2