K2

韓国が開発した国産主力戦車K2。この戦車に関して過去15年間にわたり国内製造したギアボックの開発を行ってきたものの、結果的に満足の行く評価が得られずドイツ製を購入することになったと報じられています。

中国メディア新浪网によると、韓国のメディア報道として韓国国防計画調達庁(DAPA)は国産主力戦車『K2』の3番目のモデル以降、ドイツ『RENK』のギアボックを購入し搭載する決定を11月末に行ったと報じています。記事ではこのドイツ製のギアボックを搭載することで韓国が行おうとしてきた海外への輸出が難しくなるため影響がでるのは必死だとしています。

記事によるとK2戦車は当初、韓国による純国産戦車として特に外国に依存する輸入部品徹底的に取り除きたいとしていました。しかし誕生以来ギアボックの開発には相当苦しんできました。当初、韓国は国内企業のDoosan製エンジン、S&T Dynamicsのギアボックスを使用してK2戦車に電力を供給するパワーパックを製造したいと考えていました。
しかし、2011年に100台のK2タンクの最初量産型が生産されたものの、この戦車にはこれら2つの製品は開発に間に合いませんでした。その後、韓国はK2戦車用にドイツ製のパワーパック一式を購入。パワーパックには、MTU製のMT883Ka-501ディーゼルエンジンおよびドイツRENK製のHSWL295TMギアボックスが含まれていました。
つまり重要かつ開発が困難な動力部分が全て外国製という本来の純国産とはかけ離れたものに仕上がりました。

▼ドイツRENK製のHSWL295TMギアボックス
RENK製のHSWL295TMギアボックス

その後、2014年にはなると100個のK2タンクの最初量産型の納品に成功。韓国のDoosan及びS&TはK2用に開発された独自のパワーパックが完成したと発表。しかし、これらパワーパックの試験を行ったところDoosanのDV27K 1500馬力ディーゼルエンジンが正常に機能していないことを発見。ただ、使用ができないレベルのものではなかったのですが、S&TのEST15Kギアボックスは韓国軍が要求した条件を満たすことが出来ずパワーパックとしての信頼性も高いものではありませんでした。

▼DoosanのDV27K 1500馬力ディーゼルエンジン
DoosanのDV27K 1500馬力ディーゼルエンジン

韓国政府はその後、K2タンクの設計加速指数を8.7秒から9秒間に0〜32km/hに緩和。これにより大きな影響はないと評価していたそうです。これにより国内のパワーパックをリリースすることになったもののS&Tギアボックスを320時間の運用テストを行ったところ再び失敗。その後の、国民からの批判を集めたことでこれらパワーパックの搭載を韓国政府は撤回していたとのことです。
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