オホートニク

ロシア空軍に配備を目指し開発が続けられている無人ステルス機オホートニクに関して、最近空対空ミサイルを搭載し無人戦闘機としての能力について試験が実施されたなどと報じられています。

海外の複数メディアによると、ロシアの衛星ニュースによると今月2日、ロシアのカスピ海と黒海に挟まれた地域にあるアシュルク演習場で開発の無人ステルス機オホートニクに空対空の模擬ミサイルを搭載しした飛行が実施されたと報じています。

Ударный БПЛА «Охотник» впервые испытан в качестве перехватчика

報道によると、試験飛行事態は少し前に行われたとしており「空対空機能をシミュレートするためミサイルを搭載したUAVはアシュルク演習場にある軍事飛行場から離陸し、いくつかの飛行任務を遂行しました」といい、「この模擬ミサイルには本物のミサイルがあり、他の航空機を破壊するために設計されている」などと説明していたとのこと。

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具体的にどのような試験が行われたのかについては赤外線シーカーとレーダーシーカーを備えた模擬ミサイルが使用されたと話しており「模擬ミサイルにはミサイル本体と電子機器のフルセットが搭載されたもののエンジンと弾頭(爆発物)は装備されていません」とのこと。
つまり攻撃までの一連の動作をチェックされたと考えられ、実際に模擬弾を投下するなどの試験は行われなかったと記載もされており空対空を運用する上ので初期段階の試験が実施されたものと考えられます。

▼過去の試験映像




オホートニクは2019年1月にロシアのネット掲示板に何者かが撮影した写真がリークしたことで初めてその存在が公になりました。その後、2月上旬にはロシア国営紙でオホートニクの開発を認めており機体は『オホートニクB』と名付けられていると報じていました。

期待開発はスホイ設計局が行っておりロシアの有人ステルス機として開発されたSu-57と搭載できる爆弾などはある程度統一されているなどと報じられています。機体性能としては機体重量が約20トン、最高速度は1000km/h。兵装は空対地ミサイル及び爆弾を運用できるとしており500kg爆弾である『OFZAB-500』『ODAB-500PMV』を運用できるとしています。