MQ-25 ARS pod_1

空母艦載機に給油またそれ以外にも偵察など様々な任務に用いる多目的ステルス無人艦載機『MQ-25 スティングレイ』。主な任務となる空中給油機としての装備に関して、先日始めてポッドを搭載した状態で飛行に成功したと発表されています。

The Aviationistによると、今月9日ボーイングおよび米海軍の発表として空中給油ポッドを搭載したMQ-25(MQ-25 T1)試験機の飛行が実施され重要なマイルストーンを達成したと発表しました。

記事によると今回の飛行は二時間半行われたとしており、これは現在空母で運用され空中給油として用いる艦上戦闘機F/A-18Eと同じ飛行時間になったとしています。今回の飛行はイリノイ州にあるミッドアメリカセントルイス空港の地上管制局から操作する形での飛行を行いました。


MQ-25に取り付けたれた給油ポッドについては現在空中給油任務で使用しているF/A-18Eに搭載されているものと同じものになります。試験では給油ポッドから伸びるホースなどの展開試験までは行われなかったといい、今後の試験で実際にホースを伸ばし空中給油を行うなどの各種試験を実施するとしています。

アメリカ海軍としては将来的にMQ-25を70機以上調達する予定を発表しており、これにより現在空母上で空中給油のため運用されているF/A-18Eの一部を空中給油任務から外すことができるとしています。MQ-25の今後の計画については2024年にも初期作戦能力を与え空中給油など様々な任務に就かせる予定です。

MQ-25 ARS pod_2

MQ-25 スティングレイはボーイングが製造した無人機で主な任務は空母から飛び立ち有人機に対して給油を行うというものです。他には偵察任務も行うことができるとされています。米軍によるとMQ-25 スティングレイを空母に配備することで現在海軍の主力機であるF/A-18E スーパーホーネットの無給油の行動半径を830kmから給油を行うことで1300kmまで拡張することができるとしており、航空戦力を底上げすることができるため空母の攻撃能力を更に向上させることができます。

MQ-25は空母から930kmの範囲で海軍機4~6機に対し6.8トンを給油できるよう求められており、採用までに他にロッキード・マーティンやノースロップ・グラマンも機体開発を行っていたものの2018年8月30日に最終的にこの機体が選定されていました。

同機は2019年9月19日に初飛行しており世界初の実用型となる無人艦上給油機としてデビューする予定です。
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