F-3 第6世代

航空自衛隊が現在運用しているF-2の後継機開発を巡り、海外企業と共同開発することに決定されていたことに関して国内メディアによると、航空軍需大手の米ロッキード・マーティンを選定する方針で防衛省は調整に入ったと報じられています。

日経新聞など国内メディアによると、日本が2030年代に配備を目指すF-3という日本主導で開発するステルス戦闘機に関して、総合評価が最も高かったアメリカのロッキード・マーティンを選定する方針で調整に入ったと報じています。

次期戦闘機 F-3に関しては『国際共同開発案』『国内開発案』『既存機の能力向上型の購入案』の3つの候補があり、現在は国際共同開発案として日本企業が新しい機体を開発し海外の技術を取り入れて開発する方針が決定されました。国内における開発主体に関しては今年10月末に三菱重工を選定。一方、どの海外企業と共同開発するのかはアメリカのロッキード・マーティンが事実上選定される結果となりました。

次期戦闘機を日米で開発 三菱重主導、ロッキードが支援: 日本経済新聞
次期戦闘機開発、ロッキードで調整 外国支援企業で防衛省 - 産経ニュース

防衛省によると共同開発としてロッキード・マーティン以外にボーイング、イギリスのBAEシステムズが候補となっていました。その中でロッキード・マーティンが選ばれた理由としてはF-35の開発実績があるほか、レーダーなどの重要なシステムが評価されたと考えられます。またアメリカ軍が使用する戦術データリンクを搭載することが決定されておりいずれにしてもアメリカ企業との共同開発は避けて通ることはできないということになります。

ただ、防衛省としては現時点ではロッキード・マーティンを選定はしているものの現時点で正式な契約とまではしていません。その理由として特に日本側が求めているF-3の改修を必要な時に施すことができる自由度と拡張性を挙げておりこれが実現できない場合、またアメリカ政府の輸出許可が出ないなど防衛省が求める条件に合わない場合はボーイングやBAEシステムズとも協議を行うとしており、今後海外との技術協力については交渉を続けていくとしています。

防衛省としてはF-3の性能要件として、アメリカとの相互運用性の確保を第一に挙げており機体は高いステルス性があること。あらゆる干渉下でも運用可能な高い電子戦能力を備え、かつ十分な量のミサイル携行能力があり、必要な改造をいつでも確実に行える自由度を求めていることが明らかになっています。

F-3の開発スケジュールとしては2024年度に試作機の製造開始。2027年度に量産初号機の製造開始。2027年度までに主要な搭載部品の基本設計や製造図面を作製する詳細設計終了。2028年度までに飛行試験実施。2035年度に初号機を含めた機体の配備を目指すとしています。ただ、昨今の情勢により遅れが生じる場合もあるため、初号機の配備は2035年度以降となる可能性が高いと考えられます。
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