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先日中国から打ち上げられた月探査機でサンプルリターンを行う嫦娥5号に関して、月への軟着陸が成功し土壌サンプルの収拾も成功したなどと報じられています。

2020年11月24日午前5時頃、中国の海南省にある文昌衛星発射場から打ち上げられた嫦娥5号に関して軟着陸に成功するなどミッションにおける重要な段階の一つを無事にクリアしたと報じられています。

嫦娥5号は12月1日 23時11分に月面軟着陸しソーラーパネルを展開。搭載した機器の初期チェックを実施。着陸から数時間後にはサンプルリターンのための土壌サンプルを掘削し容器に収めたとしており、着陸から1時間程度でサンプルの収拾まで行ったとしています。

非常に展開が早いのですが、サンプルについても12月3日には打ち上げるとしており、推定で1.8kgを地球に持ち替るとのこと。



月からのサンプルリターンについてはアメリカのアポロ計画で有人ミッションで382kgという桁違いの量を地球に持ち帰っている他、有人月面着陸競争に破れたソ連は当時無人探査機という形形で326gを地球に持ち帰っています。地球以外の天体からのサンプルリターンは難易度が高いためほとんど実施されておらず、月のサンプルリターンについても1976年のルナ24号以降途絶えていました。中国の計画が成功すると実に44年ぶりという月サンプルリターンの成功ということになります。

中国では現在最終的には月への有人月面着陸を成功させるため数々の探査機を月に送り込んでおり技術の習得を進めています。今後の計画としては嫦娥5号のバックアップとして用意された嫦娥6号を打ち上げる予定であり、5号が成功した場合は氷が存在するという月の南極というこちらも難易度が高い着陸が実施される予定です。
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