K7

韓国メディアによると、現在国連安保理の制裁があり自由に武器のやり取りができないイランについて最近同国が行った兵器博覧会で許可を受けていないと考えられる韓国製兵器が出展されていたことが明らかになりました。

朝鮮日報によると、詳細は明らかになっていないものの最近イランで開催された兵器博覧会で韓国軍が運用しているK7と考えられる自動小銃が出展されていたことがわかったとしており、国連安保理制裁下のイランがどのように入手したのかは全くわかっていないとしています。

Korea's K7 Submachine Gun Shows up at Iran Arms Expo - The Chosun Ilbo (English Edition): Daily News from Korea - National/Politics > National

記事によると、韓国軍の発表としてこの兵器博覧会にはイラン海軍の司令官など軍高官らが出席したとしており、イラン製の兵器やロシア製の兵器など複数の製品が展示されていたとしています。

ただ、現在イランは国連安保理からの制裁対象国となっており、イランへの兵器輸出に関しては最近解除されたものの国連に対して届け出する義務があるといい国連による承認が行われ初めて輸出が可能になります。

しかし、記事を読む限りでは少なくとも韓国はこのような取引はしていないという内容が記載されており現時点で韓国からイランに輸出されたものではないと主張しています。またK7自動小銃は過去にインドネシアに輸出されたものがあるといい、こちら経由で不正にイランが手に入れた可能性もあると韓国政府が発表しています。

K7は2001年に製造され韓国軍の陸、海、空それぞれの特殊部隊、及び警察の特殊部隊に配備されている武器で生産数もそれほど多くないとされています。またインドネシアと記載はされていないもののバングラディシュにも輸出されています。
韓国情報筋によると今回イランで展示されたK7については複製や模倣品ではなく韓国で生産された本物と見ていると報じられています。