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先日、各地で雪が降り急にウィンターシーズンがやってきた日本。一方、お隣の韓国ではひと足早くスキー場がオープンしたものの、スキー場およびその地域で大規模なクラスターが発生し休業や住民らが検査を受けることになるなど混乱が発生したと報じられています。

韓国メディアYTNによると、江原地域では屋外と安心していた冬のスキー場もコロナ集団感染が発生したと報じています。記事によると、この集団感染(クラスター)はシーズンに合わせてスキー場でのアルバイトをしようとしたインストラクターにより地域に広まったとしています。

[전국]스키장에서 PC방, 다시 학교까지...대관령은 '검사 중' | YTN

具体的には、このインストラクターはスキー場の近くにあるネットカフェに訪れたところネカフェの事業主と居合わせた高校生らに感染。そしてその高校生を通じて高校内の友人らに次々と感染していきました。感染者の多くが10代20代で、この世代は感染していたとしても症状が出にくい無症候性感染の場合が多く誰から誰に感染したのか状況が掴めないとしています。

問題は今回の騒動を受けたスキー場がある村にも影響を与えていることです。記事によるとこのスキー場がある村では6000人もの住民が新型コロナの検査対象なったといい、地域の学校および幼稚園も全て閉鎖。当然スキー場については週末まで営業が中止となり、地域にあるもう一つのスキー場も入場者が1/3に制限されているとのこと。

また周辺地域は9つのスキー場があり大学生らのインターン実習も予定されているなど、将来のスキー場経営にも影響を与えかねない状況になっているとしています。

スキー場といえば全国各地からスキー・スノーボードを楽しもうと多く人が訪れます。またレストランやホテル、リフト券売り場やリフト待ちなどクラスターが発生しやすい状況が随所で生まれやすく今回のインストラクターによる感染拡大以外でも客同士の接触による感染拡大も合わせて防ぐ必要が求められます。