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敵艦を沈めることを主な任務とする『攻撃型潜水艦』。この潜水艦における主な兵器は魚雷になるのですが、最近ロシアで空の状態で魚雷を発射した場合のどうなるかという非常に貴重な映像が公開されました。



潜水艦の先端部分に複数取り付けられているのは魚雷発射管です。魚雷発射管については魚雷以外も界面まで上昇しそこからロケットモーターを点火する形で飛行する対艦ミサイルなどいくつか使われ方があるのですが、今回紹介するのはその魚雷発射管からどのように発射されているのかです。

海外メディアによると、今回撮影された映像に関しては通常の魚雷発射で行うものだといい、魚雷発射管に注水された水を一気に排水する様子だといいます。専門用語では『ウォータースラッグ』などと呼ばれているもので映像では魚雷は発射されていないのですが、通常の魚雷発射でもこのような勢いで発射しているといいます。

Холостой торпедный выстрел российской подлодки удивил американцев

ロシアメディアによると、魚雷発射に至るプロセルについては実は私達一般人が考えるよりも複雑に発射されているとしています。具体的には1発1.5トン程度ある現代の魚雷を発射すると想定した場合、この魚雷を発射した時に潜水艦から1.5トンが失われることになり潜水艦の重心が大きく変わってしまう可能性があるとのこと。当然、動いている状態で姿勢が変われば次の攻撃どころか進路も定まらないということになります。そのため、発射前後で潜水艦の姿勢は変わらないなよう複雑なシステムが組み込まれているとのことしています。

また魚雷発射管から魚雷を放つには魚雷の重量を考え、発射管内を満たす水、そして次の装填のため発射管内の水を抜く圧縮空気を送り込むなど様々なことを行わないといけないとのこと。

したがって、映像のように魚雷を発射する場合を想定した訓練では魚雷を搭載していない状態で訓練も行われており停泊した状態で実施されることもあるとのこと。この訓練は魚雷発射に直接携わる乗員だけではなくソナーや音響機器のトレーニングも合わせて行われているとしています。

このような映像は長いこと軍事分野を紹介していますが、初めて見る映像で非常に貴著なものになっていると考えられます。
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