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先月末、旧ドイツ軍が財宝を乗せた黄金列車が見つかったなどと報じられいた件について、地中レーダーを行なった調査では戦中に使用していたドイツの戦車とともに地中に埋められていることが分かったとしています。

ポーランド紙によると都市バウブジフで先月発見された財宝を載せているとされる旧ドイツ軍の列車について高解像度の地中レーダーを使った調査結果が新たに公開されました。

ポーランド紙、「ナチスの黄金列車」の地中レーダー画像を公開 - BusinessNewsline

列車とされるものについてはポーランド政府も旧ドイツ軍の軍用列車であると公式に認めているものなのですが、今回発表sあれたものは当初発表されていた地中レーダーの画像とは異なりより高解像度を得られる地中レーダーを使用したものになります。

調査の結果、この列車は『装甲列車』とされている一方、これとは異なる複数の戦車が搭載されていたことが分かったそうです。発表によると一部の戦車については『4号突撃戦車』、通称ブルムベアという自走砲ではないかとしています。また列車はトンネルといった空間に置かれておらず完全に埋まった状態になっているとのことです。

▼ブルムベア
ブルムベア

この列車は2人のトレジャーハンターにより発見されたもので、200億円相当の金その他貴金属が積まれているという伝説があります。ただし、ポーランド政府によると列車に財宝の他にも爆弾を仕掛けたトラップが仕掛けられている可能性があるとしており発掘方法についての検討を行なっているとのことです。

財宝を隠す目的で出発したとされる列車が何故ブルムベアなど戦車を引き連れていたのか。地中レーダーの調査によると列車は全長120~150メートル(今回の調査では少なくとも100m)あると主張しているのですが、レーダー画像は捏造されたものではないかと疑う学者もいるとされています。