今月18日、ソウル中央地裁で行われたのは「ゲーム内のアイテムが失われた」という理由からアイテムの回復を制作会社に訴えた裁判です。
韓国で民事訴訟を起こしたのはソウル市城東区内の集合住宅に住む女性(60歳)です。女性はオンラインゲームの草分けとも知られるリネージュで、ある操作ミスからアイテムを失い「消滅することがあるという危険性を事前に告知しなかった」などの理由から回復を求め裁判を起こしました。
女性は昨年4月から「ジョン・ジョーンズ」という名前でリネージュを始め、7カ月間でレベルを70まで上げました。そして昨年12月のある日、ゲームの中のレアアイテム「真冥王の執行剣」を強化したところ、アイテムが消滅。これは強化することで一定の割合で失敗しアイテムを失うというシステムによるものです。
女性は訴状で「ゲーム中に『体力のガーダー』という安いアイテムを強化しようとしたのに、手違いで『真冥王の執行剣』を強化する操作ミスをしてしまった」と述べ、「NCソフトは強化によってアイテムが消滅することがあるという危険性を事前に告知しなかったので、これを回復する義務がある」と主張しました。
しかし、結果は原告敗訴の判決が下されました。理由は原告は数カ月前に『真冥王の執行剣』を一度強化し成功していることでアイテムが消滅する危険性を知っていたと考えられることと、手違い仮定してもアイテムを強化したのは原告の重大な過失であるというものです。
リネージュをプレイしたことがある人間として言えることは、まず7ヶ月でレベル70に達するというチーターを疑わせるプレイスタイルです。そしてゲーム内に数本しかないという極めて貴重なレアアイテムを所持している点。そして消滅する恐れがあるにも関わらず一度強化したという幸運の持ち主であることです。
女性の主張自体は『一流シェフがミスで手を切ってしまい「包丁で指が切れるのは事前に告知していなかった」』といっている程度のものです。何れにしても『強化』というシステムは女性が主張するよう認知度の低いものではなく、ゲーム内では広く知られる、また公式サイトでも紹介されている極めて常識的な内容です。つまり、すべての責任はプレイヤーである女性自身の選択ミスと言う他ありません。
参考:朝鮮日報
女性は昨年4月から「ジョン・ジョーンズ」という名前でリネージュを始め、7カ月間でレベルを70まで上げました。そして昨年12月のある日、ゲームの中のレアアイテム「真冥王の執行剣」を強化したところ、アイテムが消滅。これは強化することで一定の割合で失敗しアイテムを失うというシステムによるものです。
女性は訴状で「ゲーム中に『体力のガーダー』という安いアイテムを強化しようとしたのに、手違いで『真冥王の執行剣』を強化する操作ミスをしてしまった」と述べ、「NCソフトは強化によってアイテムが消滅することがあるという危険性を事前に告知しなかったので、これを回復する義務がある」と主張しました。
しかし、結果は原告敗訴の判決が下されました。理由は原告は数カ月前に『真冥王の執行剣』を一度強化し成功していることでアイテムが消滅する危険性を知っていたと考えられることと、手違い仮定してもアイテムを強化したのは原告の重大な過失であるというものです。
リネージュをプレイしたことがある人間として言えることは、まず7ヶ月でレベル70に達するというチーターを疑わせるプレイスタイルです。そしてゲーム内に数本しかないという極めて貴重なレアアイテムを所持している点。そして消滅する恐れがあるにも関わらず一度強化したという幸運の持ち主であることです。
女性の主張自体は『一流シェフがミスで手を切ってしまい「包丁で指が切れるのは事前に告知していなかった」』といっている程度のものです。何れにしても『強化』というシステムは女性が主張するよう認知度の低いものではなく、ゲーム内では広く知られる、また公式サイトでも紹介されている極めて常識的な内容です。つまり、すべての責任はプレイヤーである女性自身の選択ミスと言う他ありません。
参考:朝鮮日報