明孝陵

南京市にある明孝陵で発見されたのは6ヶ国語が書かれた石碑です。なんとそこには現在も問題になっている落書きに対するマナーが書かれていたといいます。

明の太祖洪武帝朱元璋と后妃の陵墓がある明孝陵で発見されたのは外国語で書かれた石碑2基です。これは明孝陵を観光していた徐(シュー)さんが見つけたもので、文武方門東側と門内碑殿東側の2カ所に置かれた石碑に中国語ではない言葉が書かれているのを発見しました。

いずれもサイズは約1.5m、幅は約60cmで、碑面の最上部には篆書で大きく「特別告知」と中国語で書かれていました。その下は6つに区切られ異なる言語で文章が刻まれていました。

▼6ヶ国語で書かれた石碑
6ヶ国語の石碑

南京市中山陵園管理局宣伝教育所の王韋(ワン・ウェイ)氏によると、この2基の石碑にはそれぞれ6カ国語で落書きをしないよう外国人に呼びかける内容の文章が書かれていると指摘しています。また石碑についても記録が残っているようで「清の宣統元年(1909年)、当時の両江洋務総局と江寧府知府会がこれを建てた」と説明しています。

なぜこのような落書きをしないよう石碑が作られたのかについては「清朝末期には多くの外国人が明孝陵とその周辺の名所旧跡を訪れるようになったが、彼らのなかには石碑や建造物などに落書きをする者も多く、当時の政府はその対応に苦慮していた」と話しています。

当時、このような石碑の他にも木の柵を設けており、いたずらをする外国人観光客が激減したという記録が残っているそうです。しかし、明孝陵で最も有名な石碑・大明孝陵神功聖徳碑には、清朝末期に訪れたロシア人と思われる外国人の落書きが今も残っているとのことです。

参考:Record China 
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