中国の高速鉄道で販売されているのは90日間常温保存可能と謳う弁当です。先日、この弁当を食べた乗客から飯にカビが見つかり一騒動に発展したとのことです。
2013年11月3日、中国の高速列車の中で販売されていた弁当にカビが生えていた。高速鉄道側は鉄道局の規定により、弁当を購入した乗客に代金の10倍を返却。だが、この弁当の製造月日と消費期限が問題になっている。4日付で武漢晩報が伝えた。謎の弁当を販売していた武漢鉄道局旅行服務公司によると、販売している弁当は主に冷凍保存されたものと常温保存の2種類があり、冷凍保存が24時間、常温保存が90日という消費期限があるといいます。この消費期限の設定についてあえてツッコミは入れませんが、「常温保存90日」というのは国家衛生部の認可をうけているというものだそうです。
3日午後6時ごろ、広東省広州市から湖北省武漢市に向かう高速列車G1014便11号車の乗客11人が、1個35元(約560円)の牛肉弁当を購入した。乗客の1人が弁当の箱を開けたところ、白いご飯の上にカビが2カ所あるのを発見。「弁当にカビが生えてる!」と大声で叫んだため、他の乗客も食べるのをやめた。
Record China
今回乗客が食べた弁当については常温保存のもので、製造日時は『2013年10月10日』。パッケージには「常温下贮存,保质期90天(常温保存90日可能)」が記載されていたといいます。
武漢鉄道局旅行服務公司によると、カビが生えた原因については「同様の事例はこれまでにも発生している」とし「充填されていた不活性ガスが運搬の途中で漏れた可能性が高い。」などと説明しているといいます。
ちなみに今回ハズレを引いた乗客には国が定める消費者法の「10倍補償」というよく分からない規定に基づき総額850元(約6万1600円)を返金したとのことです。