2013年10月、東京池袋にオープンしたのは文化大革命レストランこと「東方紅」です。この店は中国人オーナーにより運営されているんですが、中国人からは様々な声が寄せられていとのことです。
今や横浜を差し置いて、新中華街と言われるようになった池袋。そんな池袋に今秋、文化大革命をコンセプトにした異色のレストランがオープンした。いったい誰が得をするのか分からない謎の店について、中国人からはこのような反応が寄せられているといいます。
店名は「東方紅」。東方紅とは元々、毛沢東と共産党を讃える歌のタイトル。オーナーは中国人だが、その意外性から中国国内や在日華人の間で話題となり、中国版ツイッター・微博では様々な意見が寄せられている。
【一歩中に入ると…】 店内の壁には毛主席の肖像画がかかり、テーブルには毛沢東語録。赤エリの革命服を着用し、腕に“人民に奉仕する”という文革時代の有名なスローガンが書かれたバンドをしたスタッフは、紛れもない紅衛兵だ― 中国新聞網などのメディアは店内の写真とともに、革命当時の空気を再現したレストラン「東方紅」を紹介している。
参考:NewSphere
・紛れもない紅衛兵って…w この日中関係の悪いご時世に、なぜこんな店を?
・革命服を着て“日本人に奉仕する”だって? 頭おかしい。
・文革は私たちにとって辛い時代。批判こそされるべきだが、飾り立てていいものじゃない。
・あの時代が懐かしい人もいる。昔はみんな、腹を空かせていたが幸せだった。でも今幸せなのは金持ちだけ。
・中国人しか行かないでしょ。
・面白そう!友達誘って行ってくるわ。
個人的には中国にあるメイド喫茶的なものなのかと思いきや、雰囲気は単純に飲食を行うレストランのように見えます。何故中華レストランではなく、文革を意識したものにしたのか。その辺はオーナーの思想によるものと考えられるんですが、少なくともセンスがいいとは言えません。
日本人と中国人の感じ取る文化大革命は違うと思うんですが、本国では「指導者が間違っておこし、党・国家・人民に大きな災害をもたらした内乱」と中国共産党中央委員会が認めており、ネットでは「文化大革命」自体が検閲の対象になっています。
Photo:中国網