
米海軍は水面下の潜水艦から無人機の打ち上げ、発射に成功したと発表しました。無人機は電動で動く小型機なんですが、非常に変わった機体構造をしています。
米海軍研究所は今月5日、水面下の潜水艦からの無人機、XFCの打ち上げの実証実験に成功したと発表しました。実験ではロサンゼルス級原子力潜水艦の32番艦プロビデンスが使用され、『シーロビン』と呼ばれるキャニスターに格納されたXFC無人機を魚雷発射管から発射。シーロビンは水面上まで打ち上げられXFCが発進したと考えられています。
このプロジェクトについて通常では実証実験まで数十年の歳月を要するものの、この水面下の潜水艦から無人機を打ち上げる技術は、構想から実演までわずか6カ月しかかからなかったと主張しています。プロジェクトの資金の一部は、革新的な最先端技術の開発に特化した米海軍研究事務所(ONR)の「スワンプワークス」と呼ばれる開発プログラムから出資されており、この技術は海兵隊の諜報、監視、偵察能力の向上を図る目的で開発されたとされています。
XFCは燃料電池で稼働する無人航空機システムにより6時間を超える耐久性と自律性があるとされています。




当時、このような特異な形状の航空機の説明はなく、使い道については謎とされていましたが今回潜水艦から発射される無人機だということが分かりました。
とは言え情報化が進んだ時代に潜水艦が無人機を搭載する必要があるのかについてはなにも書かれていません。これについて私が想像するには、例えは米海軍SEAL輸送潜水艇から発進した特殊部隊シールズに上空からの映像をリアルタイムに送信するためには、現場で使用できる無人機が必要です。上空映像というのは戦闘を優位進める上で有効な手段にもなるので、潜水艦発射型で無人の航続時間などを考えるとこういった使い道が想定されていると思われます。
ただそのような場合でも潜水艦自身が敵に位置を教えてしまうデメリットがあるシーロビン及びXFCが、どのくらい使える兵器なのかは不明です。
▼原子力潜水艦とSEAL輸送潜水艇

▼特殊部隊SEALs

参考:CNN
このプロジェクトについて通常では実証実験まで数十年の歳月を要するものの、この水面下の潜水艦から無人機を打ち上げる技術は、構想から実演までわずか6カ月しかかからなかったと主張しています。プロジェクトの資金の一部は、革新的な最先端技術の開発に特化した米海軍研究事務所(ONR)の「スワンプワークス」と呼ばれる開発プログラムから出資されており、この技術は海兵隊の諜報、監視、偵察能力の向上を図る目的で開発されたとされています。
XFCは燃料電池で稼働する無人航空機システムにより6時間を超える耐久性と自律性があるとされています。


無人機 XFC
「構想から実演までわずか6カ月しかかからなかった」などとしていますが、搭載されていた無人機については2009年8月に存在が確認されています。当時の記事によると、米海軍研究所(NRL)が2009年6月3日に燃料電池を用いた無人航空機「XFC (eXperimental Fuel Cell) 」の初の飛行実験を実施したとしています。

当時、このような特異な形状の航空機の説明はなく、使い道については謎とされていましたが今回潜水艦から発射される無人機だということが分かりました。
とは言え情報化が進んだ時代に潜水艦が無人機を搭載する必要があるのかについてはなにも書かれていません。これについて私が想像するには、例えは米海軍SEAL輸送潜水艇から発進した特殊部隊シールズに上空からの映像をリアルタイムに送信するためには、現場で使用できる無人機が必要です。上空映像というのは戦闘を優位進める上で有効な手段にもなるので、潜水艦発射型で無人の航続時間などを考えるとこういった使い道が想定されていると思われます。
ただそのような場合でも潜水艦自身が敵に位置を教えてしまうデメリットがあるシーロビン及びXFCが、どのくらい使える兵器なのかは不明です。
▼原子力潜水艦とSEAL輸送潜水艇

▼特殊部隊SEALs

参考:CNN