魔法陣風の構造物を設けたこちらの衛星。アメリカ国防総省の機関である国防高等研究計画局(DARPA)が開発したのは、直径約20mの巨大レンズを搭載した軍事用偵察衛星『モアレ(MOIRE)衛星』です。
海外メディアによると、国防高等研究計画局(DARPA)が発案したという従来のレンズ方式ではない薄膜レンズを使用した人工衛星(偵察衛星)、『モアレ(MOIRE)衛星』の開発に成功したと報じています。
この薄膜レンズの直径は68フィート、約20.7mと巨大なもので、モアレ衛星には1度に地球上の40%をスキャンできる能力があるとされています。また、この情報は衛星ネットワークを経由し、高解像度画像を世界中に届けることが可能とのことです。
DARPA MOIRE Concept Video
従来のレンズ方式を採用していない利点についてはレンズを安価に製造できる点を挙げています。また軽量で打ち上げ発生する振動や宇宙空間での使用を想定した高精度の製造技術も不要としています。
薄膜レンズを使用した軍事用偵察衛星の技術は既に最終段階になっており、打ち上げは2018年に行われるとされています。
▼軌道上に展開したモアレ衛星(イメージ)
▼地上で試作・試験された薄膜レンズ
▼モアレに搭載されるレンズ。右側はモアレ状に光が広がっている
▼モアレ衛星が搭載するレンズと他のレンズの比較
青色は宇宙望遠鏡でスピッツァー0.85m、ハッブル2.4m、ジェイムズ・ウェッブ(打ち上げは2018年予定)
薄い茶色が地上設置型のケック天文台10m、黄色がモアレ衛星のレンズサイズになります。
参考:dailymail
この薄膜レンズの直径は68フィート、約20.7mと巨大なもので、モアレ衛星には1度に地球上の40%をスキャンできる能力があるとされています。また、この情報は衛星ネットワークを経由し、高解像度画像を世界中に届けることが可能とのことです。
DARPA MOIRE Concept Video
従来のレンズ方式を採用していない利点についてはレンズを安価に製造できる点を挙げています。また軽量で打ち上げ発生する振動や宇宙空間での使用を想定した高精度の製造技術も不要としています。
薄膜レンズを使用した軍事用偵察衛星の技術は既に最終段階になっており、打ち上げは2018年に行われるとされています。
▼軌道上に展開したモアレ衛星(イメージ)
▼地上で試作・試験された薄膜レンズ
▼モアレに搭載されるレンズ。右側はモアレ状に光が広がっている
▼モアレ衛星が搭載するレンズと他のレンズの比較
青色は宇宙望遠鏡でスピッツァー0.85m、ハッブル2.4m、ジェイムズ・ウェッブ(打ち上げは2018年予定)
薄い茶色が地上設置型のケック天文台10m、黄色がモアレ衛星のレンズサイズになります。
参考:dailymail