
アメリカが開発し、ミッション内容は極秘とされているX-37B。打ち上げられ1年が経過した現在も軌道上に留まり何らかの活動が行われています。
2012年12月11日18時03分にアメリカノケープカナベラル空軍基地から打ち上げられたのは無人スペースプレーンX-37B 3号機(1号機とも言われている)です。X-37Bはこれまで3回打ち上げられ、前回の2号機を使用したミッションでは1年と103日の軌道飛行後、地球に帰還しています。
▲2010年12月3日に着陸した1号機(第1回目のミッション)
X-37はAとBの2つの機種があり、Aタイプは大気圏内滑空試験機として2004年9月に米民間宇宙関連企業、スケールド・コンポジッツ社のホワイト・ナイトにより上空に運ばれ滑空飛行試験及び自動着陸が行われています。

▲ホワイト・ナイトとX-37A
Bタイプは軌道試験機X-37B OTV (Orbital Test Vehicle)として製造され、これまで3回打ち上げが行われ、長期間、軌道上で極秘のミッションが行われています。(同機の運用はNASA・国防高等研究計画局(DARPA)・アメリカ空軍が参画している)
X-37Bは貨物室(2.1 m × 1.2 m)をもつ円筒形の胴体を有しており、胴体末尾にはロケットエンジンが搭載されています。同様の構造を持つスペースシャトルは設計当時、大きさや形状を決定する際の最も重要な要素となったのは巨大な商業衛星の他、極秘衛星を搭載する能力です。また極軌道から一周回で離脱するという空軍の秘密計画に対応できるような飛行範囲を持つことだったことが明らかになっています。
2011年秋、X-37を開発したボーイング社はX-37Bを165-180%のサイズに大型化したX-37Cの構想を発表しています。
▼2010年12月3日、着陸で撮影された写真


▲2010年12月3日に着陸した1号機(第1回目のミッション)
X-37はAとBの2つの機種があり、Aタイプは大気圏内滑空試験機として2004年9月に米民間宇宙関連企業、スケールド・コンポジッツ社のホワイト・ナイトにより上空に運ばれ滑空飛行試験及び自動着陸が行われています。

▲ホワイト・ナイトとX-37A
Bタイプは軌道試験機X-37B OTV (Orbital Test Vehicle)として製造され、これまで3回打ち上げが行われ、長期間、軌道上で極秘のミッションが行われています。(同機の運用はNASA・国防高等研究計画局(DARPA)・アメリカ空軍が参画している)
X-37Bは貨物室(2.1 m × 1.2 m)をもつ円筒形の胴体を有しており、胴体末尾にはロケットエンジンが搭載されています。同様の構造を持つスペースシャトルは設計当時、大きさや形状を決定する際の最も重要な要素となったのは巨大な商業衛星の他、極秘衛星を搭載する能力です。また極軌道から一周回で離脱するという空軍の秘密計画に対応できるような飛行範囲を持つことだったことが明らかになっています。
2011年秋、X-37を開発したボーイング社はX-37Bを165-180%のサイズに大型化したX-37Cの構想を発表しています。
▼2010年12月3日、着陸で撮影された写真

