デデーンと登場したのはアメリカ航空宇宙局NASAが開発したロボット『ヴァルキリー』です。こちらのロボ、NASAの技術者によりわずか9ヶ月で完成させたものだといいます。
米IEEE Spectrum誌は10日(現地時間)、米国航空宇宙局(NASA)が開発した二足歩行ロボット「ヴァルキリー」についての取材記事を公開した。こちらのロボットの最大の特徴は、各部位の故障を考慮されており腕や脚を簡単に取り替えができる点です。他には頭部、腹部、前腕、膝、爪先にカメラが内蔵されており、腹部にはソナーを内蔵。
ヴァルキリーは、12月に開催される国防高等研究計画局(DARPA)主催のロボット競技大会「DARPA Robotics Challenge」(DRC)に向け、NASAがゼロから開発したもの。DRCの目的は、災害救助など危険な場所での複雑な作業を行なえる地上ロボットの開発となっており、予選には16のチームがそれぞれのロボットを持ち寄る。NASAのジョンソン宇宙センターでは、55人からなるチームを編成し、9カ月で新規のロボットを開発した。
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NASAによると可能な限り自律的に行動できるよう設計されているとのことなんですが、ロボット競技では遠隔操作も利用可能とのことで、外部から操作する仕組みも導入されているとのことです。
ヴァルキリーは身長190cm、体重125kg。NASAは有人火星探査を行う前にロボットを使用した居住環境の整備を行うとしており、ヴァルキリーが将来を見据えたロボットの開発が基礎になるといいます。
▼至るところにカメラが搭載されている
▼背中にはバッテリーを搭載