音楽教育

○○音楽教室などと、子供に音楽を習わせる施設がありますよね。もしそこに子供の頭を良くさせることだけを目的で入学させるのであれば、この記事を参考にしてみてください。最新の研究では音楽で人の頭は良くならないことが判ったとしています。

音楽教育を通じて子供は多くのことを学習することができる。楽器の演奏を習うことは子供の創造性を養うことになるだろう。また、繰り返して楽器の演奏を練習することで集中力や忍耐力が生まれるかもしれない。

しかし、Harvard の研究チームによると、音楽教育を通じて子供の頭が良くなるという良く言われてきた効果については幻想でしかないとしている。

多くの親は音楽教育を通じて子供の頭が良くなると思って子供に対して熱心にピアノのレッスンを受けさせてきたが、Harvard のSamuel MehrとProfessor Elizabeth Spelkeの2名の研究者の研究により音楽教育を施しても子供の認知能力が向上する上での効果はないことが判った。そして彼らはこの研究成果をPLOS ONEを通じて発表した。

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一体どこの誰がこんなデマを流したのか。これについて研究者が元ネタを探したと所、Natureに掲載された1つの論文があり、そこには音楽を聴いたりすることを通じて空間認識能力が向上することを示唆する研究結果が掲載されていたといいます。これはモーツァルト効果などと名付けらました。

そこまではよかったのですがこの論文が掲載後、次第に誇張されていき“単に音楽を聴くだけで頭が良くなる”という経緯をたどり、最終的に『音楽教育が子供の認知能力が向上する』という考えにつながったとしています。

また、「音楽が子供の認知機能を向上する」ことを証明するとする論文も存在しており、研究者によるとこれまで10数件の研究が行われていたとしています。しかし、実際に被験者を用いた実験を行った研究論文はわずか5件。音楽と認知機能の関連性については「一応あるかもしれない」的なポジティブな効果しかないことしか発見出来なかったといいます。

そこで、研究者らは事実を確かめようと、4歳児を子供に持つ29名の親の協力の元、2つのグループに分け音楽が認識能力、ボキャブラリー、算数、そして2種類の空間認識能力のアセスメントにどのように影響するのか実験を行いました。結果、音楽トレーニングを受けたグループの子供はわずかながら空間認識能力が優れた結果を示したものの、他の項目ではビジュアルアートを受けたグループの子供よりも低い結果だったとのことです。

今回の研究を終え研究者は「(音楽教育について)わざわざ躍起になって、無理して子供に教えこむようなものではない」と結論づけています。