
米大学が発表したのは人間の手洗いと水温についてです。研究によると、冷水も温水も殺菌効果は同じだとし、冷水で洗えば年間600万トン以上二酸化炭素を削減することができると主張しています。
テネシー州にあるヴァンダービルト・エネルギー環境研究所(Vanderbilt Institute for Energy and Environment)の助教アマンダ・R・カリコ(Amanda R. Carrico)氏はナショナル ジオグラフィックの取材に対し、手洗いは多くの場合、「その人が最善と思う方法で行われているが、実際は間違った信念や時代遅れの認識に基づいている」と述べている。「温水だろう4.4度の冷水だろうが手洗いおける殺菌効果は同じ」「アメリカだけで考えると年間8000億回近くも手を洗う我々は二酸化炭素を600万トン以上も排出しているわけだ」などと説明しているのはアメリカ、ヴァンダービルト大学の研究者です。
カリコ氏の研究チームが科学文献を見直した結果、「人が耐えられる温度の水に殺菌効果があるという証拠は見つからなかった」。4.4度の冷水でさえ、手をこすって洗い、すすいできちんと乾かせば、減菌効果は温水と変わらないようだった。
つまり、手洗いに温水を使う必要は全くない。それどころか、環境問題を考えれば、無駄を通り越して逆効果だとカリコ氏は断言。同氏らの調査によれば、64%のアメリカ国民が温水で手を洗っているという。この数字を基に計算した結果、地球に及ぼす重大な影響が明らかになった。
National Geographic
結局、この研究者が何を言いたかったのかというと、「温水はエネルギーの無駄だから冷水で手を洗え」ということです。取材では研究者らは『“快適な”温度の水での手洗いを勧めている』としていますが、「丁寧にそして頻繁に洗うことが肝心で、水温を気にする必要はない」と述べており、ここでも温水は意味が無いから冷水で洗えと主張しています。
この研究についてネットではこのようなコメントが寄せられていました。
・温水で洗うのは除菌効果云々じゃなく冷たい水に触れたくないからだろ…
・真冬に冷水で洗えるか。
・冬はお湯で洗うのは普通だろ
・お湯と水じゃ、汚れの落ち方が全然違うぞ
・とても科学者とは思えない間抜け
・アメリカ人は殺菌のためにお湯で手を洗うのか?
・これで科学者名乗れるのならオレでもなれそう。