食器

安い中国製食器(陶食器)を見かけることがありますが、中国の国際食品包装協会は、色鮮やかな食器は重金属が多く含まれる危険性が高い」とし消費者に注意を促しています。

2013年12月19日、北京晩報によると、国際食品包装協会は18日、「陶食器は色が鮮やかになればなるほど、重金属含有量が基準値をオーバーする危険性が高い」と消費者に警告を発し、派手な色彩で装飾された陶食器の利用には慎重を期するよう注意を呼びかけた。

同協会の董金獅(ドン・ジンシー)事務局長によると、見た目には極めて美しく鮮やかな陶食器であっても、製造技術レベルが低ければ、重金属の含有量が基準値を超えている場合が多い。陶食器の製造方法には、上絵付・下絵付・イングレーズの三種類がある。触ると凹凸感があるのが上絵付、平らで滑らかな表面で凹凸感がないのがイングレーズ、下絵付は、色つきの下絵を描いた上に上薬を塗って焼き付けたものだ。

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国際食品包装協会によると、食器の模様として色付けする顔料に重金属が含まれており、製造過程で添加量を超えて使用されている場合があるといいます。また、金色や銀色の模様についても鉛、クロム、水銀、ラジウムが多く含まれている場合があるとし注意を促しています。

以下は国際食品包装協会による、購入・使用する際に注意する点。
  • 上絵付の食器、特に食品とじかに接する面に装飾が施されている食器は避ける。
  • 釉色を爪で触ると剥がれるような商品の多くは、含有重金属が基準値を超えた粗悪品なので注意する。
  • できるだけ白い陶食器を選ぶ。
  • 購入した陶食器は、使用する前に熱湯で5分間煮沸するか、お酢に2時間から3時間浸すこと。こうすれば、毒性がほとんど除去され、人体の健康に及ぼすリスクが大幅に低下する。