中国メディア法制晩報によると、中国でB型肝炎ワクチンを接種したことが原因みられる死亡事件が発生したと報じています。報道によると、事件があったのは今月21日、中国四川省眉山市で新生児が生後翌日にB型肝炎のワクチンを接種した10時間後に死亡しました。

ワクチンは深セン康泰生物制品株式有限会社が製造したB型肝炎ワクチンで、実は接種後に死亡した例が8件に上っているとのことです。

国家食品薬品監督管理総局および衛生・計画生育委員会によると、同社が製造したワクチンは中国内27省に出荷され、その量は約4400万本とのことです。

この問題について深セン康泰生物制品株式有限会社は声明で「偶発的な事例だ」と主張し、製品には問題はなくまたワクチンが原因ではないと発表しています。中国の当局によると原材料や製造、品質チェック体制を含めた全体的な調査を行うとし、結果は20日後を目処に発表を行うとしています。

中国疾病対策予防センタ－の専門家は「偶発的な事故」と主張する同社の発表について、「企業の利益を守る意図がある。これを結論と見なすわけにはいかない」と指摘しているとのことです。

参考：Record China