Ka-52

縦方向に2つのプロペラが搭載されているKa-52。「アリゲーター」の愛称でも有名なこの機種はロシアの次期主力攻撃ヘリになります。 

ロシアの航空機製造会社カモフで開発されているのは上下逆方向に回転する同軸反転式ローターを採用したKa-52「アリゲーター」という攻撃ヘリです。同機は1997年7月に初飛行を行い2008年頃から量産が始まっています。現在、36機が既に完成しており、現時点では6機が生産中だとされています。

Ka-52はヘリコプターでは一般的な前後並びではなく2名が横並びに搭乗するサイド・バイ・サイド方式が採用されており、コクピットは20mm機関砲の攻撃に耐える装甲が施されています。また戦闘機のような射出座席を有しており、緊急時にはパイロットは安全に脱出できる設計になっています。

Ka-52は全長13.5m、主回転翼直径14.5m、全高4.9mで通常離陸重量9.8トン。固定武装として30mm機関砲の他、6つのハードポイントに空対空ミサイル、空対地ミサイル(対戦車ミサイル)、無誘導空対地ロケット、自由落下爆弾、外部コンテナとして機関砲コンテナなどそれぞれ2トンまでミッションに応じた武装に変更できます。





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Photo:English Russia