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Mars Oneという非営利団体が2023年に行う火星移住計画について、これまでの応募者から現在候補者として1058人を選んだと発表しました。

昨年の1月、オランダの非営利団体『Mars One』は2023年に行う火星移住計画に希望する人の募集開始しました。火星に行ったら二度と帰れないというプロジェクトなのですが、Mars Oneによるとこれまでで20万人から応募があったといいます。

この計画について最近動きがあり、Mars Oneは最初の開拓団とし応募者の中から1058人を候補者として選んだと発表しています。発表された一部の内容によると、選ばれた候補者は年齢の若い人が中心となっているとのことなのですが、その中で、最も年齢の高い候補者として81歳の男性も含まれるとしています。(2023年の打ち上げ時には90歳になる)

選ばれた候補者は、今後2年間の試験が行われ最終的に24人(4人の6グループ)が選ばれるとしています。

Mars One
▲Mars Oneによる火星移住イメージ

Mars Oneのプロジェクトについては技術面や資金面、またはプロジェクトそのものについて疑問視する声があります。例えば上のCGイメージについても「着陸した数トンの宇宙船を並べることができるのか」など指摘されています。(火星に送られた火星探査車はNASAが打ち上げた重さ900kgのキュリオシティが最大)

また、火星地上の放射線量についてキュリオシティの観測によると、28μSv/hの放射線量(2012年8月~2013年6月の平均、年間換算224mSv)であることが分かっており、日本政府が定めた帰還困難区域の約5倍の放射線量下での船外活動は予想以上に制限がかかることが予想されています。

参考: The Voice of Russia