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フレーム補間をソフトウェアでやってしまうという夢のようなソフトがあるのはご存知でしょうか。今回は、一般的な液晶テレビやディスプレイでも見違えるようにスムーズに動画を再生できるというSVP(Smooth Video Project)を紹介です。

これまで映像にフレーム補間をかけるにはテレビや液晶ディスプレイに組み込まれたハードウェアを使用する必要がありました。しかし、このような特殊なディスプレイは限られており高価な物が多いのが事実。そこで、フレーム補間処理をパソコン側でやってしまいどのようなディスプレイでも60fps(60フレーム)で再生してしまうというのがSmooth Video Project(以下:SVP)になります。



上の動画では左側が通常の24fps(24フレーム)、右下がSVPによりフレーム補完された60fpsの映像です。見ての通りフレーム補完された映像では画面がカクカクしておらずスムーズに映し出されています。作品はアニメですが映画では動きの早いシーンなどで顔の輪郭がはっきり映し出されるなどかなりの効果を得られます。

インストールはとても簡単

従来、この手の処理はソフトをいくつもインストールし難しい設定を行わなければなりませんでした。 SVPは必要なソフトを自動で判別しインストール、設定してくれるので専門的な知識は一切必要ありません。「OK」をクリックするだけでほとんどの設定は終わります。

SVPは公式サイトhttp://www.svp-team.com/からダウンロードできます。2015年12月現在、フリーと有料版のSVP4.0が公開されているのですがフリー版では映像が荒くなるようです。そのため可能な限り旧バージョンとなるSVP 3.1.7もしくは3.1.5をインストールされることをオススメします。

2016年7月現在SVP 3.1.7の配布は終了しているそうです。ただし本体自体はダウンロード可能です。どうしても過去のバージョンをダウンロードしたい場合はDownload - SmoothVideo Project (SVP) - frame doubling interpolationにアクセスしていただきページ右上のView historyをクリック、一覧が出てきたら『February 2016‎』など日付を適当にクリック。ページ下部に下記のような内容がでてくるのでそこからダウンロードしてください。

▼Coreではない方をクリックしダウンロードしてください。
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インストールと動画の再生

SVPのインストールは特に設定を変更する必要はありません。MPC-HCやffdshowを既にインストールしている場合はエラーが発生する場合があるので予めアンインストールすることおすすめします。インストールが終わったら[スタート]-[すべてのプログラム]からSVP 3.1(バージョンアップしている場合あり)を開きプレイヤー『MediaPlayer Clasic Home-Cinema』を起動し動画を再生してください。これで終了です。

SVPはWindows標準のWindows Media PlayerやQuickTime、RealPlayer等ではフレーム補間が行われません。必ずSVP(SVPManager)を起動させた状態MediaPlayer Clasic Home-Cinemaで動画を再生してください。

動画の再生が止まってしまう場合、タスクバーからSVPを右クリックし上から3つ目「GPU-acceleration(OpenCL)」をオフにすると再生できる場合があります。
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SVPで使用されるソフトウェアとその役割はこちらで説明されています。
備忘録:ソフトウェアで倍速補間ヌルヌル動画再生:気が向いたら何か書くtetのブロマガ - ブロマガ 


補足

以下はソフトの応用について記載したものです。

SVP4.0をダウンロードしてしまった方はいくつかのプログラムをアンインストールする必要があります。ご使用のPC環境によるものの基本的にこの4つのプログラムをアンインストールしてください。

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Windows起動時にSVP Managerを自動起動

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このソフトを入れたとしてもSVP Managerが起動していなければMPC-HCで再生しても補間処理は行われません。毎回起動が面倒な場合はタスクバーにあるアイコンを右クリックし[Settings]から[Load automatically with windows]にチェックを入れてください。
SVP Manager自体が起動していない場合は[スタート]-[すべてのプログラム]からSVP 3.1にあるSVP Managerをクリックしてください。

SVP Managerの設定変更
タスクバーのSVP Managerロゴをダブルクリックすると「Acrive profile settings」ウィンドウが開きます。もし動画がカクカクしたりスムーズな動画再生が行えない場合はこちらの設定を変更してください。アドバンス設定では一番上の項目(Frames interpolation mode)を「Uniform」にすると最もスムーズに再生されます。(但しPC側の負荷も高くなります)

視聴と感想

「フリーのソフトだし大したことはないだろう」と思っていたのですが、あまりの出来栄えに度肝を抜かれたというのが第一印象です。ゲームや映画、アニメといった24fpsのプロモーション映像を再生してみたところ、アニメの場合は画面がスクロールしたり単純に横に動くだけのシーンではで絶大な効果を発揮しました。

動画再生「数秒」でその違いが分かるSmooth Video Project。正直なところ動画はこれ以外では再生する気にはなれない、そんな大変なソフトが登場してしまいました。

ちなみにこのようなフレーム補完処理を行うテレビはSONYであればBRAVIA W920Aシリーズ『モーションフローXR960』といった技術がそれにあたります。
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