イルカジャンプ

イルカは何故高速で泳ぎまわることができるのか。約80年間謎とされてきたこの問題について、米大学が解明することに成功したと発表しています。

私達がイルカを直接見る機会は一般的に水族館しかありませんが、「なぜイルカは高速で泳ぐことができるのか」と考えたことはないでしょうか。イルカショーでは大きいとは言えない水槽から水の抵抗を受けつつ数メートルの高さにジャンプしているのですが、短距離で十分な加速を行う必要があります。

このイルカの泳ぐ速度については1936年にイギリスの研究者サー・ジェームズ・グレイ氏がはじめて研究を行ったところ、イルカが高速で泳ぐには筋肉量が足らないとされ『グレイのパラドックス』として長らく研究者を悩ませ続けたといいます。



今回この謎について解明した共同著者である米ウェストチェスター大学の海洋生物学者フランク・フィッシュ氏によると、一流の水泳選手に使用する泡を使った水流の流れの測定の結果、尾びれに何らかの特徴があることが分かったとしています。

研究者によると、尾びれは速度が上がると固く、遅くなると柔らかくなるという柔軟性があることが分かり、イルカはこの柔軟性を自在にコントロールしているのかもしれないと主張しています。そのため、少ない筋肉量でも高効率で推進力に変換しているため、あのような速度を出すことができるとのことです。

現在、尾びれの柔軟性についてはどのようにコントロールされているのかは明らかになっていないものの、尾びれに何らかの理由があることは事実だとし今後も研究を続けているとしています。

参考:NATIONAL GEOGRAPHIC Photo:popura0903's fotolife
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