j-20

「第5世代戦闘機とはいえない」と話しているのは各国の航空機メーカーの開発及び設計者。中国で初めて明らかになったステルス戦闘機と言われているJ-20について潜在的な問題を抱えているとしています。

WantChinaTimesは中国版ステルス機「J-20」について世界の航空機開発者は疑問視していると報じています。

記事によると、MiGシリーズを開発しているロシアのミコヤン設計局の主任設計者の話しとして、「J-20はスーパークルーズ性能を持たないので第五世代戦闘機とはいえない」 。また同国のスホーイ社の開発管理者も「ステルス性について疑問が残る」と言います。

このステルス性について具体的にはポーランドの航空専門家の話として「カナードは敵レーダーや早期警戒機に検出されやすくなる。ステルス戦闘機なのに、この設計は非常に奇妙だ」と述べています。カナードとは一般的に機首の付近に付いている小さな翼のことで、 運動性能を向上させるため取り付けられる場合が多いものの通常ステルス機にカナードは付けられていません。

▼前方の小さな翼が『カナード』
J-20のカナード

またロッキード・マーティンの関係者の話しとして「J-20は巨大すぎるのではないか。米F-111戦闘機に匹敵する大きさであり、中国はこの巨体を十分に動かせるエンジン持っていないのではないか」と指摘しています。

J-20は試作機ということで具体的な性能は明らかになっていないものの、全長22m程度の大型のステルス機と言われています。

▼各国のステルス戦闘機(右2つは韓国と日本、何れも計画段階のもの)
ステルス機

オーストラリアの国防専門家であるカーロ・クーパーとピーター・ガンの性能予測によると、高い空戦能力の他、対地対艦攻撃能力も備えており、FB-22のような戦闘爆撃機としての性能のほか、多様な任務を遂行可能なマルチロール機であるとされています。

何れにしてもJ-20は2機が試作されただけで量産されるという報道はこれまで報じられておりません。