
中国と食に関わる問題は多種にわたっていますが、都市部では少なくなっているものの少し離れた農村部では今も行われ続けているといいます。今回はそんな農村地域に広まっているいう劣悪食品についてです。
このお土産は実家の両親が用意したものなのですが、父親によると村で売っている食品に製造日が書かれているものは少なく、食べて死んだという話は聞かないため問題ないと話していたといいます。また、地元では贈答品セットを送るのが流行りらしく、豪華な箱のセットならば中身なんて誰も気にしないといいます。2014年2月7日、中国新聞網は記事「ニセモノ食品、劣悪食品に押しつぶされる旧正月」を掲載した。都市の食品安全問題に注目が集まるなか、警戒が手薄な農村地域に新たな偽物食品、劣悪食品がまん延している。甘粛省の実家に帰省した白さん。親戚の家に新年のあいさつに出掛けようとした時、ある異常に気がついた。お土産として用意した贈答品用ミルクセットに製造日が書かれていないのだ。
参考: Record China
また、白さんの父親が贈答用に買ったケーキを見ると緑のカビが生えており、あまりの汚さに白さんはクレームをつけようとしたものの、父親は「あのケーキ屋は村の党幹部が経営しているんだ。文句をつけたら大変なことになる」と止められたといいます。
中国では都市部では消費者意識の高まりでこういった詐欺行為は通用しないものの、農村部では現在も劣悪食品が出回っているといいます。
ちなみに中国では2011年に食品犯罪に対する処罰が強化され、最高で死刑が適用されます。
