Su-35S

長距離多用途戦闘機としてロシアが開発してたSu-35、12機が今月12日追加配備されていたことが明らかになりました。これでロシアで実戦配備されたSu-35は34機になりました。

ロシア国防省は量産型Su-35S、12機を第23戦闘機連隊に実戦配備したと報じています。ロシア国防省は2009年に、48機のSu-35Sの契約を締結しており、2015年にはさらに14機が追加配備されます。同機は2015年末までに供給を完了するとしており、新たな調達契約がいつ締結されるかは不明となっています。

Su-35とは・・・

Su-35はロシア連邦のスホーイ社が開発し、Yu・A・ガガーリン記念コムソモリスク=ナ=アムーレ航空機製造合同(KnAAPO)が製造する長距離多用途戦闘機。いわゆる1機で戦闘や攻撃、偵察等を行えるマルチロール機です。Su-35の初飛行は2008年2月19日で、量産モデル『Su-35S』が2013年12月に初めて実戦配備されました。

Su-35は第4.5世代ジェット戦闘機というフランスのラファエルや欧州のユーロファイター、アメリカのF/A-18E/Fスーパーホーネットを超える性能があると主張する『第4++世代ジェット戦闘機』と位置づけています。



機体自体はステルス機ではないものの、電波吸収材料の使用により写りにくくなっており、敵を探るレーダーについてもレーダー反射断面積が0.01m平方メートル程度のステルス目標であっても90km先から探知できるとされています。

航続距離は3,600km(最大4,500km)、30mm×1機関砲と合計8トンと空対空ミサイル及び対地ミサイル、爆弾を搭載できます。エンジンは、アフターバーナーを使用しなくても音速飛行が可能な性能があり、最高速度はマッハ2.25(約2700km/h)。また排気を自在に変更できる推力偏向ノズル搭載が搭載されており、上記の動画のように空中でドリフトしているかのような優れた旋回性を発揮します。

以下は第23戦闘機連隊に配備された式典の様子

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参考:English Russia