
中国で新設されたのは中央ネット情報グループなる機関です。そのトップに就任したのはなんと習近平国家主席ということで、中国のネット検閲がさらに強化されるのではないかと噂されているとのことです。
『“ネット情報の安全問題”について関連部局の行動、連絡を監督、協調する役割を担う』というのが一体何を意味するのか。IT企業・捜狐の元副総裁、劉春(リウ・チュン)氏はSNSで「インターネットの春が来た…私の春が来た」などとつぶやいていることから、要はネットの検閲が更に強化されることを意味していると考えれています。2014年3月1日、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは記事「中国共産党中央が中央ネット情報グループを設立=ネット検閲がさらに厳格化か」を掲載した。中国は習近平(シー・ジンピン)国家主席をトップとする中央ネット情報グループの設立を発表した。昨秋以来、中国は習主席をトップとした政策決定グループを次々と設立。権力の一元的集中を強化している。新たに設立されたネット情報グループもその一環で、ネット情報の安全問題について関連部局の行動、連絡を監督、協調する役割を担う。
Record China
中国におけるネット検閲は最近ではネットに動画をアップロードする者はメディアであっても実名を登録しなければならないと通達を出したりしていました。また中国にとって都合の悪い書き込み、つまり党の意志や見解とは異なるネット上のコメントは一方的に削除するというのは当たり前に行われているので、これ以上のネット検閲が一体何を意味しているのかは未知の領域になりつつあると感じます。
ちなみに中国では国が200万人の「世論分析官(网络舆情分析师)」を雇い、日々ネット工作を行っていると言われています。