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携帯電話から発せられる電波が人体に与える影響についてはこれまで様々な意見があったのですが、イギリスの研究機関が11年間にわたり研究に渡り調査したところ、「人体に与える影響は無い」と結論づけました。

2014年3月14日、英デイリー・メール紙(電子版)によると、11年という長い歳月をかけて行われた研究の結果、携帯電話から発せられる電波は人体の健康に悪影響を及ぼすものではないという事実が判明した。

同時に、「妊娠中の女性が携帯電話基地局からの電波を浴びると、産まれてくる子供が白血病にかかるリスクが高まる」という説にも論拠がないことが明らかになった。

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「携帯電話から発せられる電波が人体に悪影響を与える」というのはよく言われることですよね。しかし、英国政府と電気通信業界の出資により11年間、23億円かけて行われた研究成果で携帯電話や携帯電話基地が発している無線電波が人体の健康に影響を及ぼす論拠は存在しないという結論に達したと発表されています。

同研究のプロジェクトリーダーによるとこの研究は英国の健康リスク・携帯電話技術研究分野における最重要プロジェクトの一つとして開始されたものだそうです。

携帯電話以外にでも電波は使用されています。過去、南アフリカでは電波塔を建てた当時から塔の近くに住む人が、次々に体長不調を訴えたということがありました。そしてその症状は電波塔からの距離に応じて変わるとし設置した会社にクレームを入れたということがあります。しかし、この塔は電源が入っておらず電波は何一つ出ていない状態でした。

無害にも関わらず思い込みで症状が出てしまうというノセボ効果の典型的な例になってしまったのですが、こういった効果がある中での研究ということで判断はかなり難しいものがあったのではないかと思われます。