
広く放射能で汚染された土地というとチェルノブイリと福島が有名ですが、新たな研究でこのような土地では微生物にる枯れた植物の分解速度が遅いことが分かりました。
チェルノブイリの原子力発電所が爆発事故を起こしてかつてない原子力災害を引き起こしてから既に30年近くが経過した。しかし、この事故の影響は、現在においてもまだ尚、続いている。チェルノブイリ周辺の避難対象地域には、人は住んではいないが、この周辺の放射能汚染地域には多くの動植物が生息している。アメリカ、サウスカロライナ大学を中心とした国際研究チームによると、原発事故から30年近くが経過したチェルノブイリの森における土壌無脊椎動物、微生物にまで影響を与えていることがわかりました。
これまでの調査結果から、チェルノブイリ周辺に棲息している鳥は放射能汚染がない地域に棲息している鳥に比べて脳が著しく小さい。チェルノブイリ周辺ではほんのわずかのクモや昆虫(ハチ、チョウ、バッタを含む)しか生息していない。
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研究チームはウクライナで放射能汚染された20の森林地点に研究者が作ったカシ、モミジ、カバの葉っぱがそれぞれ入ったメッシュを放置しました。これが汚染されれていない地域と比較した場合、これらの分解速度は平均して40%低いことがわかったとしています。
具体的には汚染されていない地域では1年で木くずは70~90%が分解されていたものの、放射線が高い森では60%が残っていたとのことです。
研究者によると「放射線が土の最上層上における微生物分解を妨害した」としたのではないかと話しています。これにより落ち葉などのゴミが残り結果的に山火事といった森林火災が発生することがあるとし、研究者は「大火災が今後数年間に発生する可能性が高まっている」と指摘しています。
詳しくは分かりませんが、放射線による影響が大きいと言われる大型の動物は当然のこと、微生物、真菌においても同様に影響を与えているということのようです。
