通り魔デマ

一斉に広場に集まる群衆。先日、中国で通り魔が出たというデマが一斉に広まり、大量の市民が避難する騒動がありました。 

中国メディアによると今月14日、四川省成都市の繁華街で「通り魔がでた!」とデマが一斉に広まり、何が起こったか分からない市民を含め大量の人が一斉にデパートから避難するという出来事があったと報じています。

通り魔デマ_1

通り魔デマ_2

また続く15日にも広東省広州市で警備員に捕まりそうになった泥棒が「通り魔だ」と叫んだことで、付近の市民がパニックとなり、あわてて逃げ出す騒ぎが起きたとしています。 何れの騒動も3月1日、 雲南省昆明市で29人が次々に殺害されるという稀に見る事件が発生したことが原因と考えられています。
(昆明市で発生した事件については2日後の3月3日に公安当局が逃走中の3人の容疑者を拘束し、事件が解決したと発表しています)

大量に人が押し寄せることで将棋倒しになるなど危険状態に陥ることも考えられるのですが、昆明市の事件が中国市民に与えた影響と恐怖心については見ての通りで、今後も長く続いていくことが予想できます。

参考:Record China