An-225

大重量貨物輸送機An-225。世界一重い航空機であるほか240ものギネス記録をもっているという巨大航空機について

ソビエト連邦・ウクライナ共和国のアントノフ設計局(現ウクライナのANTKアントーノウ)が設計製造したのはムリーヤという巨大航空機です。愛称はムリーヤ。ムリーヤとは日本語で希望という意味での『夢』となっています。

元は、かつて旧ソ連時代に行おうとしていたソ連版スペースシャトル『ブラン』の輸送に使う為開発されたものの、ソ連崩壊と共に中止。存在意義を失ったAn-225は長らく放置されていたものの、時代と共に訪れた超大型貨物の運送ビジネスに使用できるというこで奇跡的な復活を果たしました。これが1989年~2000年のことになります。



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An-225は2機就任する予定だったものの、2009年に2号機の開発は破棄。現在、1機のAn-225が主に欧州、大西洋方面で使用されています。

同機と日本との関係として2010年2月9日、ハイチ大地震復興支援で使用する重機類100t以上を輸送する目的で防衛省がチャーター。成田空港に初飛来しています。

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最大離陸重量は実に600トン、これはボーイング747型機よりも160トン多く、アメリカの軍用超大型長距離輸送機C-5ギャラクシーよりも210トン多くなっています。
輸送機性能として最大積載量についてはAn-225が300トン以上とされ、これはC-5と比べると180トン前後多い数値となっています。

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参考:English Russia