ブラジル国立天文台の研究チームはこれまで存在が確認されていなかった環をもつ小惑星の観測に世界で初めて成功しました。
科学雑誌「Nature」を通じて発表した論文によると、土星と天王星の間の太陽から20億キロメートル離れた軌道を回っているChariklo(カリクロー )と命名された小惑星に、土星などで見られる「環」が発見されたと天文学者を驚かせています。
環を発見したのはブラジル国立天文台の若い研究員フェリペ・ブラガ・リバス氏を中心とした研究チームです。カリクローは直径248kmでこのエリアを周回する中では最も大きい小惑星なのですが2つの層が見られる環を有していました。環の幅は7kmと3kmで、小惑星の中心から391kmと405kmに広がっているとしています。
環は氷の粒からできており明るく輝いて見えるとし、望遠鏡では土星を小さくしたような姿として見えるとしています。
▲カリクローから見た環(イメージ)
カリクロー がどのようにして環を『獲得』したのか。NATIONAL GEOGRAPHICによると、これまで環は巨大な惑星でしか発見されていないことから、「環が形成される仕組みを解明する絶好の機会になるのではないか」とコーネル大学の天文学者ジョセフ・バーンズは述べているといいます。
環を発見したのはブラジル国立天文台の若い研究員フェリペ・ブラガ・リバス氏を中心とした研究チームです。カリクローは直径248kmでこのエリアを周回する中では最も大きい小惑星なのですが2つの層が見られる環を有していました。環の幅は7kmと3kmで、小惑星の中心から391kmと405kmに広がっているとしています。
環は氷の粒からできており明るく輝いて見えるとし、望遠鏡では土星を小さくしたような姿として見えるとしています。
▲カリクローから見た環(イメージ)
カリクロー がどのようにして環を『獲得』したのか。NATIONAL GEOGRAPHICによると、これまで環は巨大な惑星でしか発見されていないことから、「環が形成される仕組みを解明する絶好の機会になるのではないか」とコーネル大学の天文学者ジョセフ・バーンズは述べているといいます。