中国メディアは日本の「もろみ酢」にあたるものが、国内で万病を癒す「神の水」などとし販売されていると報じています。日本のもろみ酢というと、メーカーの主張では疲労回復・脂肪燃焼・生活習慣病予防など健康に役立つとしており、中国でも幅広く販売されているといいます。

羊城晩報によると、中国ではもろみ酢を「莫柔米」としネット販売サイトが実に1100件存在しているといいます。大半は「便秘や高血圧、糖尿病、脳こうそくやがんの予防にもなる」と説明文が添えられており、中には「莫柔米」を使った7日間の断食ダイエットを勧めるサイトがあるなど、かなり怪しい宣伝が行われているといいます。 


▲莫柔米で検索したサイト。『万能神薬』などと文字が書かれている。

共通しているのは、これらもろみ酢がネット販売のみ行っていることです。しかも、生産許可に関する情報や製品を作ったメーカーが無いなど不審な点が多いとしています。

中国でも健康、美容に関する意識が高く、『万病を治す魔法の桶』も人気のある商品だったといいます。しかし、何故か日本では言われてない効果が中国では付け加えられ、効果が無いにも関わらず「効果があった」と言い出す始末です。

ほとんどが日本の商品をマネた偽もろみ酢だと思うのですが、中国の専門家は「『莫柔米』は一種の酢飲料で、空腹に飲用すると胃に大ダメージを与える」と購入者に警鐘を鳴らしているとのことです。

参考：Record China