
すばしっこい虫としてハエがいますよね。米大学の研究によるとハエはこれまで考えられていたよりもすばしっこく飛行していたことが明らかになりました。
ハエは身の危険を感じたとき、まるで戦闘機のように体を左右に傾けてローリングしながら飛行するが、この動きは文字通り「まばたきよりも速い」との研究論文が、10日の米科学誌サイエンス(Science)に掲載された。ハエの動きを改めて解明したのはワシントン大学です。ハイスピードカメラを使用したハエの飛行について研究なのですが、通常毎秒200回羽ばたいているハエに危機が迫った時は、1回のはばたき体の向きを買え違う方向に飛び去ることができるということ発見しました。
論文は、ハエが感覚の特殊な組み合わせを頼りにして、ハエたたきで打たれるのを回避する助けとしている可能性があると述べている。
AFPBB News
研究を行ったマイケル・ディッキンソン教授によると、この方向転換に必要な時間は僅か100分の1秒ほどで、分かりやすく表現すると人間のまばたきに掛かる時間の50倍ほど高速だといいいます。
教授によると、塩粒ほどの脳しかないハエはネズミなど遥かに大きい動物とほぼ同じ行動方法があるとし、ここまで高速に発達した視覚系は捕食動物に囲まれた環境を生き抜く上で身につけた能力で、また生きていくうえで助けになると話しています。
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