中国の山東省済南市工商局は先日、「『煙霧カット化粧品』は例外なく、正体は普通の化粧品であり、すべて虚偽宣伝にあたるため、軽々しく信じてはいけない」と注意を促す発表を行いました。得体のしれない煙霧カット化粧品とは一体・・・。

見出しでもお伝えしたとおり、なんと中国では大気汚染物質を肌に付着するのを防止する機能を謳う商品が販売されており、ネット上でも比較的目にする人気の商品だったといいます。

しかし、工商局によると「煙霧が肌に吸着するのを防止する機能」という宣伝方法について、「国家関連検査部による検証を受けていないことから、虚偽宣伝に相当する」と発表しています。また、この化粧品を塗った場合、逆に汚染物質が吸着しやすくなり皮膚アレルギーを引き起こす可能性があると指摘しています。

中国の化粧品というと過去には基準の4万倍を超える水銀、また基準超えのヒ素や鉛が含まれるなど、価格に左右されず調査を行った23%の商品から見つかったと報じられていたことがあります。

参考：Record China