中国の街

中国10の省に25箇所の赤ちゃんポストが設置されているのですが、開設してから僅か50日あまりで多数の乳児が入れられ、対応が追いつかないという事態に陥っています。

2014年4月9日、BBCは中国の赤ちゃんポスト設置をめぐる問題に対し、根本的な解決には社会保障制度の充実が必要だと訴えた。10日付で中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

中国では2011年に河北省石家庄市で初めて赤ちゃんポストが設置され、現在では全国10省に25カ所存在する。内陸の甘粛省蘭州市でも設置される予定だ。

Record China
甘粛省蘭州市に設けられた赤ちゃんポストについて僅か50日で約300人、つまり1日平均6人の赤ちゃんが入れられること事態に陥り、一時閉鎖という措置をおこなったと報じられています。理由は対応が追いつかないというものなのですが、他の赤ちゃんポストを設置した都市と比べ多く入れられたとしています。

例として、他の省にある石家荘という赤ちゃんポストでは2年で170人、南京では3ヶ月で300人となっているのですが、何れの赤ちゃんポストでも重病や障害を抱えている幼児が多く入れられると言われています。

今年3月、広東省広州市で赤ちゃんポストを設置している広州市社会福利院の医院長が報告会を開いています。そこでは1月28日の業務開始から3月16日朝までに計262人の赤ちゃんを受け入れたとし、うち脳性麻痺が110人、ダウン症が39人、先天性心臓病が32人だったと報告しています。

相次ぐ赤ちゃんポストの利用者について北京大学公益研究院の王振耀院長は赤ちゃんポストは現状に対する措置に過ぎないとし、「社会保障制度の充実を図り、疾患を抱える赤ちゃんの治療と養育問題を解決することだ」と話しています。