
普段、人間を含む地球上の生物は1Gの環境で生活しています。体を動かすことで人体には一時的に激しいGが発生することがありますが長続きするというものではありません。しかし、生物の中には40万Gという環境下でも平気で生きることができるものが存在します。
403,627Gという環境下でも生育できたのは私達の腸の中にもい「大腸菌」と、土の中にいる「パラコッカス・デニトリフィカンス」という細菌です。これに対して、ほとんどの人間は地表の重力(G)の3~5倍に相当する力を受けると意識を失う。日本の海洋研究開発機構(JAMSTEC)の生物学者、出口茂氏は、40万Gという極端な「高重力」は通常、非常に重い星の表面や超新星の衝撃波の中など宇宙環境にしか見られないと話す。
細菌が高重力環境に耐性がある理由として体の大きさは当然ながら、人間の細胞とは異なる構造が理由と考えられています。その構造により高重力に晒されても細胞が破壊されたり機能が停止に陥ることについて極めて高い耐性があるとしています。
では40万Gという環境は自然界ではどのような場面で発生するのか。NATIONAL GEOGRAPHICによると地球に彗星や隕石が衝突し地上から宇宙に飛び出した岩石にかかる重力加速度が最大30万G程度とされているそうです。
また宇宙では非常に重い天体や超新星の衝撃派の中など非常に限られた環境でのみ40万Gという重力が発生しているとのことです。
ちなみに、40万Gというのは現在人類が作り出せることができる最大の数値ということで、細菌の中にはもっと高重力耐性のある生物がいるかもしれません。
