ロシアが製造している宇宙服『オーラン』。今回はこの宇宙服を製造しているStarと呼ばれる工場内部の製品テストを行っている写真を紹介していきます。
ロシアのStarと呼ばれる工場で生産されているのは国際宇宙ステーションで使われるロシア製宇宙服です。Sterは1952年に操業を開始したものの当初は№ 918(ソ連の航空産業省の第918工場)などと呼ばれていました。
こちらが宇宙服『オーラン-MK』です。重量は120kgで生命維持装置は7時間稼働します。アメリカ製宇宙服との違いはコストが1/5(約3万ドル)と安く、また1人で着用できるのもオーラン宇宙服の特徴です。
宇宙空間を想定した製品のテストを行う施設と思われます。パソコンとモニターがちょこちょことあるだけで比較的簡単に行われているように感じます。
Starには展示ルームも併設されています。こちらはソユーズ宇宙船に搭乗する際に着用する「ファルコン」というスーツです。こちらは宇宙服ではなく
詳細は分かりませんが、防水スーツのように見えるので帰還後に使用することを想定したものかと思われます。
子供用のスーツも。
ロシアでは現在、2015年以降に使用されるオーラン-MKSという新たな派生型が開発中と言われています。一方アメリカは次世代宇宙服「Z-2」を開発しており、こちらは惑星探査用宇宙服として使用されることが想定されています。
参考:English Russia