犬泥棒集団リンチ

今月19日、中国のとある地方で民家の飼い犬を殺し売りさばこうとしていた男2人が村民に捕まり集団リンチが加えられるという出来事がありました。 

 【北京共同】中国広西チワン族自治区桂林市の村で、民家の飼い犬を殺して売りさばこうとした男2人を村民らが乗用車から引きずり出してリンチし、殺された犬3匹と一緒に写真を撮って見せしめにする事件があった。中国メディアが19日までに伝えた。

 男2人は12日、麻酔の矢を使って犬を殺し、持ち去ろうとしたところを村民に見つかった。警察が駆けつけたが、怒った村民を制止することができなかった。

東京新聞
中国の地方では現在も犬の肉を食べるという食文化があるのですが、売れる肉として飼い犬を殺害し販売するという犬泥棒が多発しています。

犬を捕獲する手口は幾つかあるそうなのですが、今回の毒矢については一般的に行われる方法のようです。2013年10月には安徽省宿州市で兄弟が毒矢をつかい犬を殺害しようとしたところ、クロスボウが暴発し弟に刺さり死亡するという出来事がニュースになっています。



2012年11月には同じく犬を捕まえ肉を売りさばこうとしていた男が、筋肉弛緩剤が入った注射針を誤って自分の足に刺してしまい昏睡状態に陥った事件が報じられています。

今回は村民らによる物理的な打撃が加えられました。飼い主にとってペットは家族の一員であり、許せないという気持ちは理解できますが…。

見せしめ写真としネットに複数枚写真が公開されているのですが、写真を見た感じでは犯罪者2人は意識のある状態ではないように感じます。