アメリカのとある小学校で行われたのは学校給食で出されるチョコミルクからスキムミルク(脱脂粉乳)に変更するということ。結果、牛乳を飲まなかったり学校給食自体を食べなくなるという子供が現れる結果となったと報告されています。
多くの子供にとって昼の給食に出されるチョコレートミルクは好物の一つとなる。しかし、もし、チョコレートミルクが学校のカフェテリアのメニューから削除されてしまったらどうなるのだろうか?調査からチョコレートミルクを学校の給食から削除してしまった場合には、牛乳を全て飲む子供は10%少なくなり、また、牛乳は飲むけれど一部を残す子供は29%増加し、更に給食そのものを完全に食べなくなる子供さえ現れるという驚くべき結果が得られた。チョコレートミルクから脱脂粉乳に変更した理由とは、チョコミルクに砂糖が入っているためで砂糖の過剰摂取を防ぐためメニューの改革を行ったといいます。
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今回研究を行ったコーネル大学の研究チームによると、オレゴン州の11の小学校においてチョコミルクの廃止により、とっておき変わる脱脂粉乳の売上は10%減少。牛乳を飲むものの一部を残す子供はチョコミルクから29%増加。チョコミルクが無くなったことで給食そのものを取らない生徒も僅かながら現れたとしています。
研究では牛乳の変更で子供たちの平均砂糖摂取量は減少する結果となったものの、タンパク質やカルシウムなど子供たちの成長には欠かせない栄養素の摂取量も減少する結果が報告されているらしく、残念ながら変更について全てが良い結果とはならなかったとのことです。
個人的な意見としてチョコミルクから脱脂粉乳に変更したことにより売上が落ち込んだのは、子供が好きそうな味が変わったところで飲まなくなったことも考えられるので、入学当初から脱脂粉乳が給食で出されていれば飲む人が多いのではないかと思います。