Dipole Coil Resonant System (DCRS)

韓国科学技術院(KAIST)は5m離れた距離から家電機器に対し電気をワイヤレスで送信する実験に成功したと発表しています。

過去数十年で電気機器が電力を受け取る方法は、電気プラグをコンセントに差し込む方式からワイヤレスへと大きく変化が生じている。今日においては、携帯電話、モバイルディスプレイ、タブレットPCは内蔵しているバッテリーをワイヤレスで充電することが可能となっている。

また、インターネットの接続方式もネットワークケーブルを使ったものから、ワイヤレスへと多く変わった。そして今、まだ、電気プラグをコンセントに差し込まなければ動かすことができないような他の電気機器についても電気をワイヤレスで送信することができる実験を行い、成功した。

Technobahn


KAISTによると今月16日に行った実験で、Dipole Coil Resonant System (DCRS)という独自開発した装置を使用し最大5mの距離間で電気のワイヤレス送信に成功したと発表しています。
これまで電気のワイヤレス送信はMITが2007年にCoupled Magnetic Resonance System (CMRS)とういう装置を使用し2.1mの距離をつなぐことに成功していたとのことです。

KAISTのDCRSがCMRSよりも優れていると主張する点は、使用されるコイルが小さいこと。そして、高周波が使用されていないことから電力の転送率が良く、温度や湿度の影響にも強いという点です。

電力の伝送効率についてKAISTによると、3mの距離で36.9%、4mで18.7%、5mで9.2%とのこと。ワイヤレス充電の技術が向上することで例えばバッテリーや充電器が必要となくなったり、電池で長時間動く室内時計やリモコンといった製品の小型化が実現できます。