唐辛子

米大学の植物学者を中心とした研究チームは世界で香辛料として使用されている唐辛子について、起源はメキシコ中東部であると研究結果を報告しています。

唐辛子(chili pepper)は、メキシコの中東部で自生していた植物が栽培されるようになった結果、今日に至る世界でもっとも広く使われているスパイスになったことが、University of California, Davisの植物学者によってリードされた国際研究チームの調査により明らかとなった。

国際研究チームは、唐辛子の起源を考古学、遺伝学に加えて、言語学、生態学見地から調査を加えることで、唐辛子はメキシコの中東部に起源をもつことを発見した。

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唐辛子についてはこれまで中南米が原産とされ、メキシコでは6000年の歴史があるとされていたのですが、具体的にどこが起源なのかは明らかになっていませんでした。今回カリフォルニア大学を中心とする研究チームは遺伝学だけではなく、様々な学術的な調査からメキシコの中東部に起源をもつことを発見したとしています。

今回の研究を終えて論文のシニアオーサーPaul Gepts、「唐辛子の起源を確定することは単に学術的な成果に止まるものではないのです」と述べており、作物の起源を特定することは人類の農業がどのように始まったのか知る手がかりになる重要な発見だとしています。

非常に長い歴史のある唐辛子なのですが、日本に伝来したのは西暦1542年ポルトガル人宣教師によるもので、当時は食用ではなく観賞用や毒薬、足袋のつま先に入れて霜焼け止めとして用いらていたとのことです。

辛い食べ物と唐辛子は切っても切れない関係なのですが、今度唐辛子を口にすることがあれば『6000年』と『メキシコ中東部』をぜひ思い出してください。