
中国当局が過去8年かけて行った中国全土の耕地及びその他一部エリアの土壌調査結果が発表されました。そこには全体の土地の16.1%、耕地においては19.4%のカドミウム汚染が記載されているとのことです。
2014年4月18日、新京報によると、中国では耕地の2割弱が汚染されており、カドミウム濃度の増加率は最大で50%超に上る。中国当局により発表された「全国土壌全体調査」については、2013年1月に北京の弁護士が結果の開示を求め情報公開を請求したところ、当局側が「データは国家秘密であり、規定により公開できない」として拒否していたものです。
中国環境保護部、中国国土資源部は17日、「全国土壌全体調査」の結果を発表した。同調査は2005年4月から2013年12月まで8年間をかけて、中国本土の全耕地及び一部の森林、草地、未利用地、建設用地を調査したもの。調査面積は630万平方キロメートルに達する。
Record China
さて、8年という長すぎる調査の末ようやく公開されたものによると、そこには中国の耕地全体を含む部の森林、草地、未利用地、建設用地で『きわめて軽度11.2%、軽度2.3%、中度1.5%、重度1.1%」という内訳で16.1%、また耕地のみに至っては19.4%がカドミウムにより土壌が汚染さえていたことが記されていたとのことです。
特に中国南部、 長江デルタ、珠江デルタ、東北部工業地帯に深刻な重金属による土壌汚染が広がっており、カドミウム汚染は西南地域や沿海地域での土壌汚染が広がっているとのことです。
実際に2013年に広州市食品薬品監管理局が広東省広州市で販売されている米と米製品のカドミウムを調べたとこ、44.4%の製品から基準を上回る数値が検出されています。
中国産の作物は幅広く輸入されており、その都度検査はされているのですが中国で生産される農作物の中には危険なレベルの汚染が広がっているということは今後認識しておく必要があります。
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