輸送機パイロット

航空機はタッチパネルで操作する・・・そんな未来の操縦プログラムを開発しようとしているのは米国防総省高等研究計画局ことDARPAです。

米国防総省高等研究計画局(DARPA)は、高度な軍用機自動操縦プログラム「Aircrew Labor In-Cockpit Automation System(ALIAS)」の開発に取り組んでいる。さまざまな軍用機を操縦でき、1機につき搭乗員5人の代わりを務められるものだ。

ALIASは、調整や取り外しが可能なキットで、離陸から着陸まで飛行の全段階を支援する。飛行中の緊急システムの障害にも対処する。

WIRED.jp
比較的大型の無人機が空母からの離陸、また着艦ができる今の時代、地上で離着陸する航空機にパイロットは不要なのかもしれませんね。

DARPAによると、このシステムでは1人で最大5機を操縦することが可能で、操作自体はタッチスクリーンと音声認識を通して遂行されるとのことです。

航空事故の原因については操縦士のミス、もしくは機体の不具合が比較的多く、中には計器の警報を無視して飛び続けたことが事故の原因であるという致命的なヒューマンエラーも存在します。DARPAによると「パイロットの仕事量が減り、任務を遂行しやすくなって軍用機の安全性が向上する」と指摘しています。

米軍においてはありとあらゆるものが無人化されつつあるのですが、ALIASについては技術的には難しいものではないと思われるので高い確率で、数年以内に現実に導入されることが予想できます。

▼無人戦闘攻撃機X-47B


▼自動走行システム「Autonomous Mobility Applique System」